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調べるほどにおもしろい癒し系の仏さま 奈良・五劫院(産経新聞)

【麗し大和・記者の裏話】

 アフロヘアというか、ヘルメットをかぶったようなというべきか。少し私情に走ったようで申し訳ないが、今回はわが家のぼだい寺・五劫院(奈良市北御門町)の一風変わった仏さまをとりあげた。これが、調べるほどに、話しを聞くほどにおもしろかったのである。

 ■国産か?中国産か?

 うちがいつごろからの檀家(だんか)かはよくわからない。子どものころは正直、ご本尊がどんな仏像かなんて興味はなかった。「変わった仏像やな~」と認識したのは大学生くらい。そもそも五劫院は檀家寺なので、拝観料もなく、今でも寸志というかたちをとっている(拝観したい人は必ず電話で予約および確認を)。

 さて、ちゃんと調べてみようと思ったのは、10年ほど前、京都総局に赴任して宗教担当になったころ。「そういやうちのお寺さんって、どんなんだったっけ?」と思い至ったのが最初だった。あらためてパンフレットをみてみると、えらく変わった仏像で、お墓参りのついでに拝見したところ…。

 とにかく頭がでかい。顔はほぼ四角形で、ぽってりと下ぶくれ。まるまると育った子どものようである。瞑そうしているような表情だが、両手は衣の中に隠されていて見えない(阿弥陀の印を結んでいるそうだ)。仏像好きで知られるモデルのはなさんが「奈良のお母さん」と呼んでいたのを何かで読んだが、なるほど!と思ってしまううまいネーミング。ちょっと古くなってしまったが、ずんぐりとしたお姿と限りなくユニークな頭、静かなお顔は見ているだけでほっとする“癒し系”だ。見事な厨子(ずし)に入っているので貴重なものかも…とは思っていたが、国の重要文化財と知ったのもそのころだった(スミマセン)。

 さて、変わったヘアスタイルのわけは、途方もなく長い間考え続けて髪が伸びてしまった…ということを表現している。一説に五劫とは200億年以上ともいうから、そうすると宇宙の誕生ビッグバンよりはるか昔のことになる。

 ほかに、東大寺や奈良十輪院、京都西向寺、和歌山道成寺、東京浄真寺などにもあるのだそうだ。なんとなく雰囲気も異国風で、寺伝では宋に3度の留学経験がある重源が持ち帰ったものの1体とされているから、将来品かと思っていたら、どうやら国産の可能性が高そうだ。詳細は、「鹿園雑集」奈良国立博物館研究紀要第9号の岩田茂樹さんの研究を(http://www.narahaku.go.jp/archives/05.html)。

 ■ほかにも見どころが

 五劫院は小さなお寺だが、東大寺や正倉院のすぐ北にあるので足を伸ばしやすい。ほかにも見どころがあるので紹介しよう。

 ◎見返り地蔵

 門を入って正面に本堂があり、その右を通ると墓地に続く。その入り口にあるのが、これも珍しい「見返り地蔵」(別名朝日地蔵)。前に進んでいるのか、衣が後ろに流れ、お顔も左肩越しに振り返っているポーズ。

 ◎公慶上人の墓

 ご本尊を持ち帰ったというのが、五劫院の開山で、鎌倉期の東大寺復興に貢献した重源上人。こちらは鎌倉幕府から資金を調達するのに源頼朝の協力を得たり、歌人西行に資金集めを依頼したりしている。その重源を尊敬し、江戸時代に大仏殿の再建に半生をかけたのが公慶だ。本人はその落慶を見ずに江戸でなくなり、五劫院に葬られた。墓所の奥に立派な五輪石塔がある。

 【五劫院】奈良市北御門町24、(電)0742・22・7694。

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日本人ら死亡の射撃場火災、経営者らに実刑判決(読売新聞)

 【釜山(韓国南東部)=前田泰広】韓国・釜山で昨年11月、日本人観光客ら16人が死傷した射撃場火災で業務上過失致死傷の罪に問われた射撃場経営者イ・チャンフム被告(63)と支配人チェ・ヒョンギ被告(39)の判決が7日、釜山地裁であり、徐ギョン嬉(ソギョンヒ)裁判長は、禁固3年(求刑・禁固4年)の実刑を言い渡した。(ギョンは王ヘンに「景」)

 徐裁判長は、的を外れた銃弾が、射撃レーンに置かれていたゴミ袋内の火薬粉末などに当たり、その衝撃で発火した可能性があると指摘。射撃場内で火が急速に燃え広がったことについても、壁面に設置されたスポンジ製の吸音材の特性によるものだとする検察側の主張を全面的に認めた。そのうえで、イ被告らが壁面に付着した火薬粉末を清掃せず、射撃レーンにゴミ袋を放置していたとして、「過失は決して軽いと見ることはできない」と指摘した。

 死亡した大久保章さん(当時37歳、長崎県雲仙市)の父、信一さん(65)は傍聴後、「実刑が出たことは、ひとつの区切りにはなる」と判決を評価する一方、「心の中の区切りにはならない」と複雑な胸中をのぞかせた。

 イ被告の弁護人は控訴する意向。

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